首なしチキンの疾走
「とにかく早く作れ」「競合に勝て」「流行りを取り入れろ」。
号令だけは勇ましいですが、誰も「どこへ向かっているのか」を知りません。
頭(ビジョン)を失った鶏は、死んでからも走り回ると言われます。
あなたのプロジェクトは、すでに死んでいませんか?
- プロジェクトの「目的(Why)」を30秒で説明できる人がいない
- 機能追加の方針が、朝令暮改でコロコロ変わる
- 「なぜこれを作るのですか?」と聞くと「上が決めたから」と言われる
- メンバーの目の色が死んでいる(やらされ仕事)
燃料(資金)が尽きた瞬間、海の藻屑となります。
01. Whyから始めよ
サイモン・シネックの「ゴールデン・サークル」を思い出してください。
優れたリーダーは「Why(なぜ)」から語り、次に「How(どうやって)」「What(何を)」と続きます。
「売上が欲しいから(Why)」ではありません。それは結果です。
「顧客の〇〇という苦痛を取り除くため(Why)」が、正しいビジョンです。
指示することではない。
行き先を示すことだ。
02. インセプションデッキを作る
プロジェクト開始時に、「インセプションデッキ」を作りましょう。
- 我々はなぜここにいるのか?
- エレベーターピッチは?
- やらないこと(Not List)は何か?
これらを定義し、壁に貼り出し、迷ったときは常にここに戻る。
それがチームの「北極星」になります。
03. 全員が語れるか徹底する
ビジョンは、社長室の額縁に飾るものではありません。
新入社員からマネージャーまで、全員が自分の言葉で語れるまで浸透させるものです。
「レンガを積んでいる」のではなく「大聖堂を作っている」。
そう思えるメンバーが集まったとき、チームは奇跡を起こします。