泥沼の
ギャンブラー
「もう5000万円も投資したんだ。ここで止めたら全部無駄になる」。
違います。その5000万円は、何をどうしても戻ってこない「サンクコスト(埋没費用)」です。
重要なのは「過去にいくら使ったか」ではなく、
「今からいくら使えば、どれだけ回収できるか」という未来の計算だけです。
- 「あと少しで完成するはず」と言われ続けて半年が経つ
- 誰も使っていない機能を、メンテナンスし続けている
- 失敗を認めることが「恥」だと考える文化がある
- レガシーシステムのリプレイスが、3回以上失敗している
損切り(Loss Cut)できない投資家は、必ず破産します。
01. ゼロベース思考のすすめ
もし今日、このプロジェクトが影も形もなかったとして、
「今から5000万円かけて、これを作りますか?」と自問してください。
答えが「No」なら、即座に中止すべきです。
過去の意思決定を正当化するために、未来の資源を浪費してはいけません。
愚者は過去に縛られる。
02. 撤退基準(撤退ライン)を決める
プロジェクト開始時に、成功の定義だけでなく「失敗の定義(撤退条件)」を決めておきましょう。
「CVRが1%を切ったら撤退」「開発費が予算の120%を超えたら中止」。
感情が入る前に、ルールとして決めておくことで、冷静な損切りが可能になります。
03. ピボットは「学習の成果」である
方針転換(ピボット)を「失敗」と捉えるから、引くに引けなくなるのです。
ピボットは「この方法はうまくいかない」と学んだ「成果」です。
リーン・スタートアップの精神を持ち、小さく失敗し、速く学んでください。
致命傷を負う前の撤退は、賞賛されるべき戦略的判断です。