請求書を見て青ざめる
「ゾンビリソース」
「検証用に立ち上げたハイスペックサーバー、消したっけ?」
シャットダウンしただけでは、課金は止まりません。
誰も住んでいない廃墟に、毎月高額な家賃を払い続ける。それがクラウド破産の入り口です。
- AWS/GCPの請求ダッシュボードを、毎月チェックしていない
- EC2インスタンスは消したが、アタッチされていたEBS(ディスク)は残ったままだ
- Elastic IP(固定IP)が、どのサーバーにも紐付かずに放置されている
- 「test-server-01」のような名前のリソースが半年以上稼働している
無駄なリソースが利益を圧迫し、セキュリティホールにもなっています。
01. 死んでも課金される
クラウドのリソースには「消し忘れ」やすいポイントがあります。
特にEBSボリューム(ディスク)やElastic IP、古いスナップショットです。
これらは本体(EC2など)を削除しても、明示的に削除しない限り残り続け、課金され続けます。
「停止(Stop)」と「削除(Terminate)」は全く別の概念であることを理解してください。
息の根を止めろ(Delete)。
02. タグ付けの義務化
「誰が」「何のために」「いつまで」使うリソースなのか。
これをタグ(Tag)として付与することを義務付けましょう。
`Owner: Tanaka`, `Project: Alpha`, `Expire: 2024-12-31`。
タグのないリソースは、ボットが自動的に削除するスクリプト(Janitor Monkey的なもの)を走らせるのも効果的です。
03. IaCによる管理
手動でポチポチと作ったリソースは、必ず忘れ去られます。
TerraformやCloudFormationなどのIaC(Infrastructure as Code)ツールを使い、すべてのリソースをコードで管理してください。
「`terraform destroy`」コマンド一発で、環境をきれいに掃除できるようにしておくことが、クラウド運用の基本です。