永遠に辿り着けない
ゴールテープ
マウスを動かすたび、その「リンク」は逃げていく。
会社概要やお問い合わせに辿り着くためには、
ユーザーは音速でスクロールし続けるしかない。
- InstagramやTwitterを真似て「無限スクロール」を採用している
- ページの一番下(フッター)に「会社概要」や「お問い合わせ」リンクがある
- スクロールして最下部に近づくと、自動的に次のコンテンツが読み込まれる
- 商品一覧から詳細ページに行き、ブラウザの「戻る」を押すと、リストの最初に戻される
重要な情報(フッター)へのアクセスを物理的にブロックしています。
01. 逃げるフッター
(↑ マウスを乗せるとフッターが逃げます)
「無限スクロール」は、暇つぶしのSNSには最適です。
しかし、目的を持って情報を探している会社のWebサイトや、ECサイトに導入すると大事故になります。
ユーザーがフッターにある「連絡先」を見ようとして下までスクロールした瞬間、
新しい記事が自動的に読み込まれ、フッターはさらに下へと押しやられます。
これは、走っても走っても逃げていくゴールテープのようなものです。
ユーザーに決めさせろ。
02. ブラウザの「戻る」が死ぬ
無限スクロールのもう一つの罪は、「現在地」を見失わせることです。
100件スクロールした後に商品をクリックし、やっぱり違うなと思って「戻る」ボタンを押すとどうなるか?
多くの実装では、スクロール位置がリセットされ、また1件目からやり直しになります。
このストレスに耐えられるユーザーはいません。
03. ページネーションの復権
古いと思われがちな「ページネーション(1, 2, 3...)」や、
「もっと見る(Load More)」ボタンの実装は、実はユーザービリティの観点からは非常に優れています。
ユーザーは「自分の意思で」次の情報を読み込むことができ、
いつでもフッターの情報にアクセスできるからです。
流行りの技術が、常に正解とは限りません。