顧客への尋問:
「信号機を選べ」
「この画像の中から信号機をすべて選んでください」
そのパズルを解けなかった顧客は、
何も言わずに去っていく。
- 問い合わせフォームに「歪んだ文字」の入力欄がある
- 「信号機」や「バス」の画像を選ばせるタイプ認証を使っている
- 認証に失敗すると、入力した内容がすべて消える
- スパム対策のために、本来の顧客(人間)の利便性を犠牲にしている
お店に入ろうとしたお客様を、警備員が身体検査しているようなものです。
01. 誰を守っているのか?
スパムメールが届くのは迷惑です。だからといって、
大切なお客様にパズルを強要するのは「本末転倒」です。
急いでいるビジネスマン、ITに詳しくない高齢者。
彼らが「信号機が見つからない」という理由だけで、あなたのサービスを諦めているとしたら、
それはセキュリティではなく「営業妨害」です。
「見えない」ときに最高となる。
02. AIは人間より上手い
皮肉なことに、最近のAI(画像認識技術)は、人間よりも正確に信号機や横断歩道を見つけます。
つまり、今の画像認証は「人間を困らせ、高性能なボットは通す」という
誰も得をしないシステムになりつつあります。
ボット対策は、ユーザーの負担(Friction)にならない方法で行うべきです。
03. 透明な盾(Invisible Defenses)
現代の正解は「reCAPTCHA v3(インビジブル)」や「ハニーポット」です。
ユーザーにパズルを解かせるのではなく、
マウスの動きやページ滞在時間などの「振る舞い」から人間かどうかを自動判定します。
本物のお客様には「何もさせない」。
これが最高のおもてなしであり、最強のセキュリティです。