Mistake #59 : Link Rot (404)

地図なき店舗移転の
悲劇

「リニューアルで綺麗になりました!」
しかし、旧住所(URL)に来たお客様が見たのは、
「このページは存在しません」という冷たい看板だけだった。

👻 サイト消滅診断
  • サイトリニューアルで、URLの構造(ディレクトリ)を変更した
  • 「301リダイレクト」という言葉を、要件定義で一度も聞いていない
  • Google Search Consoleで「見つかりません(404)」が急増している
  • ブックマークからアクセスするとエラーになる
⚠️ 警告:あなたのサイトは「営業中」ですが、お客様には「閉店」に見えています。
Googleの検索評価(SEO)もリセットされ、売上が激減します。

01. 転居届を出さない引越し

404
Page Not Found

The requested URL was not found on this server.

システムのリニューアル時、エンジニアは良かれと思ってURLを綺麗にします。
`/products/item_detail.php?id=123` を `/items/123` にするような変更です。
これは技術的には正しい改善です。
しかし、「郵便局への転送届(リダイレクト)」を出し忘れると、大事故になります。

Googleやブックマークに保存されているのは「古い住所」です。
そこにアクセスした顧客が目にするのは、新しくなったサイトではなく、
無慈悲な「404 Not Found」画面です。
これは実店舗で言えば、移転の貼り紙も出さずに店を更地にするようなものです。

URLは「住所」ではない。
企業の「資産」である。

02. 301リダイレクトの義務

Webサイトの引っ越しにおける絶対のルール。
それは「旧URLから新URLへ、301リダイレクト(恒久的な転送)を設定すること」です。
これを行えば、ユーザーは自動的に新しいページに転送され、
Googleの評価(被リンクやドメインパワー)も新しいURLに引き継がれます。
これを「システム要件」として定義できるかどうかが、プロの仕事です。

03. 新旧対照表を作る

面倒な作業ですが、リニューアル前には必ず
「旧URL一覧」と「新URL一覧」のマッピング表(対照表)を作成する必要があります。
「トップページだけ転送すればいいや」という手抜きは許されません。
商品ページに来た客を、いきなり玄関(トップ)に飛ばすのは不親切だからです。
正しい場所に、正しく案内する。それがデジタルの「おもてなし」です。

執筆:SEO/移行設計スペシャリスト

大規模サイトのリニューアル移行を数多く指揮。
「検索順位を1mmも落とさない」緻密なリダイレクト設計と、インデックス監視のプロ。