Mistake #55 : Manual Deploy

FTPロシアン
ルーレット

「最新のファイルを上書きしました!」
その瞬間、画面が真っ白に。
戻そうにも、上書きされた古いファイルは二度と戻ってこない。

🔫 デプロイ自殺診断
  • 本番反映作業を、FTPソフト(やSCP)の手動アップロードで行っている
  • 「反映手順書.xlsx」を読み上げながら、2名体制で指差呼称している
  • アップロード中にネットが切れて、中途半端な状態でサイトが止まったことがある
  • 「元に戻す(ロールバック)」のに10分以上かかる
⚠️ 警告:あなたのサイトの命運は、担当者の「マウス操作の震え」一つに委ねられています。
これは運用ではなくギャンブルです。

01. 手作業は必ず間違う

FFFTP - [Production Server]
Local
📄 index.php
📄 config.php
➡
Remote
📄 index.php
📄 config.php (Overwrite?)

FTPクライアントソフトを開き、ローカルから本番サーバーへファイルをドラッグ&ドロップする。
これは90年代のWebサイト制作の手法です。
システム開発でこれをやると、必ず重大事故が起きます。
「configファイルを間違えて上書きして本番環境が開発DBに繋がった」
「画像フォルダを丸ごと消してしまった」
人間は疲れます。集中力も切れます。そんな不安定な生き物に、システムの命運を託してはいけません。

「注意して作業する」は対策ではない。
「作業をさせない」が唯一の対策だ。

02. 上書き=証拠隠滅

FTPアップロードの最大の罪は、「上書き」であることです。
上書きされた瞬間に、古いファイル(正常に動いていた時の状態)は消滅します。
バックアップを取っていなければ、もう二度と戻れません。
これは、パラシュートを持たずに飛行機から飛び降りるのと同じです。
「何かあったらすぐ戻せる」という保証があって初めて、私たちは安心して前に進めるのです。

03. ボタン一つで解決する

今の時代、デプロイ(本番反映)はボタン一つで行うものです。
Gitにコードをプッシュすれば、クラウド上のCI/CDツール(GitHub Actionsなど)が自動でテストし、自動でサーバーに反映します。
もし失敗しても、ボタン一つで「昨日の状態」に1秒で戻せます。
恐怖に震えながらマウスを操作する夜は、もう終わりにしましょう。

執筆:自動化エンジニアリングチーム

「手作業ゼロ」を掲げるDevOpsのプロフェッショナル。
数千回のデプロイを無停止・無事故で実現するパイプライン構築のスペシャリスト。