土地を追い出される日
あなたは豪邸(Webサイト)を建てました。
しかし、その土地(ドメイン)は借地でした。
家賃(更新料)の支払いを1日忘れただけで、あなたは更地に放り出されます。
- ドメインの登録メールアドレスが、すでに退職した社員のものになっている
- お名前.comからのメールは「また広告か」と思って開封していない
- クレジットカードの有効期限が切れているが、登録カードを変更していない
- 「自動更新設定」にした記憶があるが、確認はしていない
ドメイン失効の瞬間、サイトもメールも全て停止し、顧客からの信頼はゼロになります。
01. 悪夢の朝
This domain has been purchased by another party.
ある日突然、サイトに繋がらなくなります。
調べると「ドメイン有効期限切れ」。慌てて更新しようとしますが、時すでに遅し。
人気のあるドメインは失効した瞬間に、世界中のブローカー(ドロップキャッチ業者)に自動的に取得されます。
数時間後、あなたのサイトがあった場所には「このドメインを100万円で売ります」という英語のページが表示されます。
これはフィクションではありません。毎日のように起きている悲劇です。
だが、更新しなければただの「ゴミ」だ。
02. 組織で守る
この悲劇の原因は、ドメイン管理を「個人のスキル」に依存していることです。
担当者が退職したり、病気になったりしたら、支払いの通知は誰にも届きません。
ドメイン管理は、経理や総務を巻き込んだ「組織のタスク」として管理すべきです。
個人のクレジットカードではなく、請求書払いや法人カードを使い、
連絡先メールアドレスはメーリングリスト(admin@...)にするのが鉄則です。
03. レジストラロックと自動更新
最低限の防衛策として、レジストラ(管理会社)の「自動更新」は必ずONにしましょう。
そして、勝手にドメインを移管されないよう「レジストラロック」も活用してください。
年間数千円のコストをケチったり、更新作業を面倒くさがったりした代償は、
ビジネスそのものの喪失という形で支払うことになります。