幽霊入居者への請求書
もう誰も住んでいないアパート(検証環境)の家賃を、毎月払い続けていませんか?
クラウドの世界では、スイッチを切らない限り、メーターは回り続けます。
彼ら(ゾンビサーバー)は何も生み出しませんが、あなたの利益を確実に食い尽くします。
- 「test-202305」というような名前のサーバーがまだ動いている
- クラウドの請求額が毎月少しずつ増えているが、明細は詳しく見ていない
- 開発者が自分で自由にサーバーを立てられるが、削除承認フローはない
- 「念のため残しておこう」と言って、3ヶ月以上放置しているリソースがある
不要なリソースはコストだけでなく、セキュリティホール(管理されない侵入口)にもなります。
01. ちりも積もれば山となる
Server-dev-01 (Last Login: 365 days ago)
-$150.00 / month
1台の検証用サーバーのコストは、月数千円かもしれません。
「まあいいか」と放置しているうちに、それは10台、100台と増殖します。
EBSボリューム、古すぎるスナップショット、使われていないElastic IP。
これら「ゾンビ」の群れは、気づいた時には月額数十万円の無駄遣いになっています。
利益率を圧迫する最大の敵は、見えないコストです。
「あとで消す」は「永遠に消さない」と同義語だ。
02. 誰のものか分からない
ゾンビサーバーの恐ろしいところは、「消していいか誰にも分からない」ことです。
「もしかしたら誰かが使っているかも?」「消して動かなくなったら責任取れない」
そうして誰も手出しができなくなり、聖域化(廃墟化)します。
これ防ぐ唯一の方法は、作成時に「所有者」と「削除予定日」をタグ付けすることです。
タグなきサーバーは、即時撤去。このルールを徹底しましょう。
03. お掃除ロボットを放つ
人間は忘れる生き物です。手動での削除に期待してはいけません。
夜間や休日に開発環境を自動停止するスクリプトを導入しましょう。
一定期間アクセスのないリソースを通知・削除するツール(AWS Configやサードパーティ製ツール)を使いましょう。
「使わない時は電気を消す」。小学生でもできる節約を、システムにも適用するのです。