Mistake #31 : Public Free Tools

ヌーディストビーチのような職場

「無料で便利だから」。
その理由だけで、顧客リストをクラウド共有ツールに貼り付けましたね?
そのツール、「リンクを知っている全員が閲覧可能」になっていませんか?
ここはプライベートビーチではありません。全世界につながるヌーディストビーチです。

👙 情報漏洩診断
  • チャットツールで、パスワードを平文(そのまま)で送っている
  • 「個人用」の無料TrelloやNotionに、会社のタスクを入れている
  • 公開Gitリポジトリに、APIキーが含まれていたことがある
  • 共有ファイルのアクセス権限が「リンクを知っている全員」になっている
⚠️ 警告:あなたの会社の情報は「フリー素材」です。
シャドーIT(会社の許可を得ていないツール利用)は、最も防ぐのが難しいセキュリティホールです。

01. 「無料」の対価は「データ」

🏖️
🧑‍💻
📸
Public Access: ON

無料のクラウドサービスは、ボランティアではありません。
多くの場合、利用規約には「サービス向上のためにデータを解析する」と書かれています。
また、デフォルトの設定が「公開」になっていることも少なくありません。
便利さと引き換えに、あなたは会社の機密情報を差し出しているかもしれないのです。

商品にお金を払っていないなら、
商品(プロダクト)は
「あなた」自身だ。

02. シャドーITの蔓延

「会社のシステムが使いにくいから」といって、勝手に便利なツールを使い始める。
これを「シャドーIT」と呼びます。
情シス部門が把握していないツールで情報漏洩が起きても、誰も止めることができません。
禁止するだけでは解決しません。
「安全で使いやすい公式ツール」を用意することが、唯一の解決策です。

03. ゼロトラストの時代

「社内ネットワークだから安全」という時代は終わりました。
今は「何も信頼しない(Zero Trust)」が基本です。
誰が、どの端末から、どのデータにアクセスしているかを常に監視し、認証する。
便利なクラウドツールを使うなら、SSO(シングルサインオン)とDLP(情報漏洩対策)をセットで導入しましょう。

執筆:情報セキュリティ責任者 (CISO)

「利便性」と「安全性」のバランスキーパー。
シャドーITを撲滅し、企業ガバナンスを効かせたクラウド利用を推進する。