一般道で走る
F1マシン
あなたのMacBook Proは、メモリ32GB、高速光回線に直結されています。
しかし、あなたのお客様は、満員電車の中で、3年前のAndroidを使い、
切れそうな4G回線でアクセスしているのです。
「私の環境では爆速です」と言っても、お客様には届きません。
- 開発メンバー全員が最新のiPhoneとMacを使っている
- 3G回線や低速モードでテストをしたことが一度もない
- トップページに5MB以上の高画質動画を自動再生させている
- Lighthouseのスコアが「Performance: 30」だが気にしていない
しかし、Webのユーザーの大半は、あなたの想像よりはるかに過酷な環境にいます。
01. 開発者環境は「温室」
開発者は特権階級です。最高の道具を与えられています。
しかし、Webの世界では「遅い」は「壊れている」のと同じです。
Amazonの調査では、読み込みが0.1秒遅れるだけで、売上が1%下がると言われています。
あなたのリッチなアニメーションは、ユーザーのバッテリーとパケットを奪う「攻撃」かもしれません。
あなたのポートフォリオを見るために
来ているのではない。
02. 3万円のスマホを買え
パフォーマンス問題を解決する一番の方法は、ツールではありません。
近くの電気屋で、一番安いAndroid端末を買ってくることです。
そして、毎日その端末で自社サイトを見てください。
スクロールのカクつき、ボタンの反応の悪さ、読み込みの遅さ。
その「イライラ」こそが、ユーザーが感じている真実です。
03. Core Web Vitalsを守れ
Googleは「Core Web Vitals」という指標で、Webサイトの健全性を評価しています。
LCP(表示速度)、FID(応答速度)、CLS(視覚的安定性)。
これらはただの数字ではありません。
「ユーザーを待たせない」「誤タップさせない」という、おもてなしの心です。
F1マシンを作るのではなく、誰でも快適に乗れる大衆車を目指しましょう。