Mistake #14 : The Agile Fall

なんちゃって
アジャイル

「うちはアジャイルでやっています」。
彼らがそう言うとき、それは大抵、
「設計をせずに作り始め、最後まで仕様が決まらないウォーターフォール」
のことを指しています。
それはアジャイルではなく、ただの無計画です。

📋 偽アジャイル診断
  • 「要件定義が終わるまで開発に入れない」とスプリント0で言っている
  • スプリントレビューで「動くソフトウェア」を見せていない(パワポだけ)
  • ドキュメントを作る時間がない理由を「アジャイルだから」と言い訳する
  • 全機能が完成しないとリリースできない(MVPの概念がない)
⚠️ 警告:それは「ミニ・ウォーターフォール」です。
アジャイルとウォーターフォールの「悪いとこ取り」をしています。

01. 形だけのセレモニー

設計 (2週間)
実装 (2週間)
テスト (2週間)

毎日「朝会(デイリースクラム)」をやっても、
壁にたくさんの付箋を貼っても、
2週間ごとに「完璧な設計→実装→テスト」を繰り返していなければ、それはアジャイルではありません。
多くの現場では、スプリントという名の「小さなウォーターフォール」を繰り返しているだけです。
これでは、開発スピードは上がりません。

立ち止まって考えるな。
走りながら
考えろ。

02. アジャイルの本質は「変化への適応」

アジャイルの目的は「速く作ること」ではありません。
「間違ったものを長く作り続けないこと」です。
1週間で作って、ユーザーに見せ、フィードバックをもらって修正する。
このフィードバックループが回っていないなら、どんなツールを使っても無意味です。
計画に従うことより、変化に対応することを優先してください。

03. スクラムマスターの役割

「なんちゃってアジャイル」を矯正するには、
強い権限を持ったスクラムマスターが必要です。
彼は、開発チームを守る盾であり、外部からの「仕様変更の嵐」を整理する交通整理人です。
また、チームに「No」と言う勇気を与えるコーチでもあります。
専任のスクラムマスターがいないアジャイルチームは、方向舵のない船と同じです。

執筆:認定スクラムマスター

現場の守護者。
「アジャイルマニフェスト」を聖書とし、偽りのプロセスを排除する。