職務経歴書の
ための開発
Kubernetes、GraphQL、Microservices...
単純な社内ツールに、なぜか最先端の技術スタックが詰め込まれている。
それは「必要だから」ではありません。
リードエンジニアが、次の転職活動で「経験あり」と書くためです。
- 「Twitter(X)で流行っている」という理由だけで新技術が導入される
- CRUDだけの管理画面なのに、SPA + マイクロサービス構成だ
- 技術選定の理由を聞くと、メリットより「これからの主流だから」と返ってくる
- 複雑すぎて、新入社員の環境構築に3日かかる
新技術の学習コストと運用リスクは、全て会社が支払うことになります。
01. 枯れた技術の水平思考
任天堂の横井軍平氏は「枯れた技術の水平思考」を提唱しました。
使い古されて安定した(枯れた)技術を、新しい方法で使う。
これがイノベーションの正体です。
システム開発における「最先端」は、多くの場合「未成熟でバグが多く、知見が少ない」の言い換えに過ぎません。
ビジネスのコア部分には、最も退屈で安定した技術(Java, PHP, PostgreSQLなど)を使うべきです。
エキサイティングなのは
「課題解決」だけでいい。
02. 採用ブランディングの罠
「モダンな技術を使わないと、優秀なエンジニアが採用できない」という反論があります。
一理ありますが、それは諸刃の剣です。
技術「だけ」に興味があるエンジニアは、技術が古くなればすぐに去っていきます。
本当に欲しいのは、「技術を使ってビジネス課題を解決すること」に興奮するエンジニアのはずです。
03. 技術選定基準の導入
「使ってみたいから」を防ぐために、技術選定ドキュメント(ADR: Architecture Decision Record)を必須にしましょう。
- なぜその技術が必要か?
- 既存技術ではなぜ駄目なのか?
- 採用した場合のコスト(学習、運用)は?
これらを言語化させれば、安易な「流行り物」の導入は減ります。