黄金のハンマー
「ハンマーしか持っていなければ、全ての問題が釘に見える」。
心理学者アブラハム・マズローの言葉です。
得意な技術(Excel、WordPress、NoSQL...)を、
不適切な場所に無理やり適用しようとしていませんか?
その万能薬は、劇薬かもしれません。
- Excelでデータベースや在庫管理システムを作っている
- 単純なWebサイトなのに、SPA(React/Vue)で作ろうとしている
- リレーショナルデータなのに、流行りのNoSQLを使っている
- 「Javaなら何でもできる」と信じている
「慣れた道具」と「最適な道具」は違います。
01. Excelという名の麻薬
Excelは世界最高の表計算ソフトですが、世界最悪のデータベースです。
「誰でも使えるから」という理由で、重要な業務データをExcelで管理し始めると、
同時編集の競合、履歴管理の不能、マクロのスパゲッティ化など、地獄が待っています。
Excelは「個人用」、データベースは「共有用」。この線を越えてはいけません。
「好き」だから使うのか、
「最適」だから使うのか?
02. ツールは手段、解決が目的
技術選定の際、「何を使うか」から考え始めてはいけません。
「どんな問題を解決したいか」からスタートすべきです。
静的な情報を表示するだけならHTMLで十分です。
Reactを導入することで、開発コストとロード時間が増えるだけなら、それは「オーバーエンジニアリング」です。
03. 多能工エンジニアの育成
ハンマー以外の道具を持つこと。
つまり、複数の言語やパラダイム(OOP、関数型、RDB、NoSQL)を学ぶことが重要です。
引き出しが多ければ多いほど、正しい道具を選べる確率は上がります。
「PHPしか書けない」ではなく「PHPも書けるし、Pythonも書ける」エンジニアになりましょう。